「婚活実態調査2021」から読み解く最新の婚活事情①

リクルートが2016年から毎年実施している婚活実態調査の最新結果が8/31に公開されました!
今回はその紹介です。

出典:「婚活実態調査2021(リクルートブライダル総研調べ)」

婚活サービスを利用して結婚した人は10年前の4倍!

婚活サービス(ここでは結婚相談所、ネット系婚活サービス、婚活パーティ)を利用して結婚した人の割合は、2010年の4.1%から16.4%と10年前から4倍以上に増えています。これは6人に一人が婚活サービスを利用して結婚していることになります。私の周りを見渡しても婚活サービスを利用して結婚した方が何人もいるので体感的にも納得の数字です。こちらの調査には恐らくマッチングアプリは含まれていないので、現状の活況なマッチングアプリ市場を鑑みると20%近くが婚活・恋活系のサービスを利用しているのではないでしょうか。この傾向は今後も続くことが想定されます。一昔前は「自然な出会いが……」なんて言っている方もいましたが、婚活サービスを利用して結婚することがマジョリティになりつつあるようです。

結婚できない人の最終手段から当たり前のことに

婚活サービスを利用して結婚している人が増えているのは分かったけれど、じゃあ実際に婚活サービスを利用したらどれほど結婚に近づくのかというのがこちらのデータ。

結婚した人の中で婚活サービスを利用したことがある人は33.1%、先ほどの婚活サービスを利用して結婚した人の16.4%と合わせて考えると、16.4/33.1=49.9%となります。つまり、婚活サービスを利用している人の2人に1人が結婚できているといことです。

2010年は婚活サービスの利用者は20.4%でした。それが2020年には33.1%になっています。婚活サービスを利用して結婚した人は2010年は19.8%でしたから、そこから49.9%となると2倍以上増えていることになります。10年前は婚活サービスで結婚した人が5人に1人だったのが今や2人に1人となっています

結婚できる婚活サービスは……!?

婚活サービスに対して意識が変化しています。婚活サービスの利用有無にかかわらず独身の方を対象にしたアンケートでは以下の結果となっています。

結婚に至るまでの効率が良さそう…41.7%
利用者は、結婚に対して積極的・行動的だと思う…58.5%

実際にこれを裏付けるデータもあり、婚活をして結婚した人を対象にどの婚活を利用したかという調査です。それによると婚活サービスである「恋活・恋活サイト、アプリ」は44.7%、「結婚相談所」は41.7%であるのに対し、個人のコネクションを利用した婚活である「知人に紹介を依頼」は21.9%、「合コンに参加」は10.8%となっています。

これらはあくまで結婚した人の中でのデータになりますが、婚活をして結婚した人の4割以上が婚活サービスを利用しているわけです。

結婚に直結する婚活=婚活サービスの利用となりそうです。
複数種類の婚活をするのが当たり前。

婚活の手段としてアプリ→結婚相談所という流れの方が多いと思います。婚活の手段として結婚相談所しか利用したことがないという方は稀ですので、結婚相談所を利用している方はアプリも利用したことがあると仮定します。そうすると、アプリと結婚相談所の差が3%ということは、大半の人がアプリを利用してもうまくいかず、その後結婚相談所を利用することによって結婚できていると考えられます。

恋活・婚活サイト、アプリ…44.7%
結婚相談所…41.7%

知人に紹介を依頼…21.9%
合コンに参加…10.8%

まとめ

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