『婚活疲労症候群』から婚活疲れを回避する方法を探る

前回に引き続き、『婚活疲労症候群 なんでこんなにツライのか?』 (マガジンハウス 2012/5/1 高村 恵)から婚活疲れについての話題です。
今回は婚活で疲れてしまわないようにする方法です。
これから婚活を始めようとしている方や婚活を始めたばかりの方を対象にしています。

「婚活疲労症候群」と「婚活疲れ」

まず始めに「婚活疲労症候群」と「婚活疲れ」の違いについてです。

「婚活疲労症候群」は、婚活によって不安や恐怖、うつなどの症状が出現するこころの病。

こちらの本ではこのように紹介されています。

楽しみながら婚活を進めることが理想的ですが、初対面の方とメッセージをやりとりしたりお見合いをすることになるので身体的・精神的疲労が生まれます。このこと自体は正常なことですが、その疲れが適正な範囲を超えてしまい、うつや不安障害を発症すると「婚活疲労症候群」となってしまいます。その場合は病院にかかるなどして適切な処置をとることが必要です。

「婚活疲れ」→「婚活疲労症候群」という段階を踏むため、そもそもの原因となりうる「婚活疲れ」を回避する方法を紹介します。

恋愛と婚活の違いを理解する

婚活を始めるにあたって意識しておかないといけないことは恋愛との違いです。

一般的にイメージされる恋愛というのはときめきが重要視されると思います。学生の時ならばこのようなときめきから始まって交際へと続くこともあります。一方で婚活においては恋愛(=ときめき)ばかりを考えてしまうとうまくいきません。プロフィール欄に書いてある相手の情報と何回かのメッセージのやりとりや一回会っただけの相手の方にときめくことはまずないでしょう。

ときめきがないからこの人と結婚は向いていない、次の方を探そうということばかりしているとどんどん新しい人には会うもののそこからまったく交際へと進展しない状況になってしまい、それが「婚活疲れ」になってしまいます。

結婚にときめきが不要だとは言いませんが、絶対に必要というものでもないはずです。結婚するということは相手の方と数十年一緒に暮らしたり子育てを一緒にしたりするということです。そのときに必要なものは何なのかということを考えてみてください。

婚活仲間を作る

婚活は順調に進む方もいますが、何かしらでつまづいたり気持ちが落ち込んでしまったりする方も少なくありません。そのようなときに婚活を続けるモチベーションを保つために婚活仲間を作ることは有効です。

婚活の悩みは独特なのでやはり同じような状況にある方の方が話がしやすかったり共感してもらいやすかったりします。家族にも内緒で婚活を始める方もいらっしゃいますし、苦労や想いを吐き出すことが出来ずに自分で抱え込んでしまうことは「婚活疲れ」を助長します。

アプリや街コンをメインで婚活している方は疲れをためないためにも婚活仲間を作って定期的に近況報告をしたり、結婚相談所を利用している方は仲人と密なコミュニケーションをとることをお勧めします。

婚活仲間を作ろうにも自分の周りにそんなに婚活している人がいるかな、と思うかもしれませんが、婚活実態調査2019(リクルートブライダル総研調べ)によると、独身の男女の約4人に1が何かしらの婚活サービスを利用しており、2018年に婚姻した方の約3割が婚活サービスの経験があるという結果が出ています。

この結果からわかることは、婚活をしている、始めようとしているのは自分一人だけではないということです。独身の友人・知人が4、5人集まればそのうちの一人は婚活をしているという統計結果です。そのような場では積極的に婚活の話をして婚活仲間を募ってみましょう。

まとめ

これから婚活を始めようとしている方や婚活を始めたばかりの方に向けての婚活疲れを回避する方法でした。

本の中では婚活仲間を作る代わりに婚活をしている人のブログを読むことでも代用ができるとされていました。ブログのコメント欄でのやりとりに加えて、今ではSNSを使うことで直接会ったことがない方でもより身近に感じることができるはずです。

また、婚活の目的は「結婚」することであり、「恋愛」することが目的ではないことを肝に銘じておきましょう。

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